スピードラーニングのアメリカ文化

アメリカ文化を学ぶ前に初心者がするべきこととは

スピードラーニングの特徴は、販売元もそう言うとおり、「アメリカ文化」をテーマにした英語を聞き流すことだ。

 

ほとんどの英会話教材が「日常英会話」を聞くことに対して、スピードラーニングのみが「日常英会話」と同時に「アメリカ文化」を聞く内容であり、この点が他の教材と差別化されている。

 

しかし、筆者がここで指摘したいのは、アメリカ文化を聞くことが英会話習得において有効であるかどうかということだ。

 

ここで1つ参考になるデータを引用しよう。

 

Wikipediaによると、世界の人口は現在72億人いるそうだ。

 

それに対して、アメリカの人口は3億1千万人だ。

 

世界の全人口で見れば、アメリカの人口比率はわずか4.3パーセントだ。

 

ここで1つあなたに聞きたいのは、あなたはアメリカに住む人とのみ話すために英語を学んでいるだろうか?

 

それとも世界中のありとあらゆる国の人と英語で話したいと思って英語を学んでいるだろうか?

 

あなたが後者であれば、スピードラーニングでアメリカ文化を学んだとしても、極端な話、それが役に立つのは全人口でみたときのたったの4.3パーセントでしかないのだ。

 

「アメリカ=英語」というイメージはたしかに強い。

 

しかし、アメリカだけでなく、イギリスやカナダ、オーストラリアやニュージーランドなど他にも英語を母国語とする主要国はある。

 

果たして、アメリカ文化を学んだことが、これらの国の人と話すことに役立つだろうか。

 

また、英語を第二言語とする国も多数ある。

 

インドやフィリピンなどアジア諸国やヨーロッパ諸国は、母国語と同レベルで英語を話す国である。

 

当然のことだが、これらの国の人と英語で話す場合も、アメリカ文化を知っていることが大きな役に立つことはないはずだ。

 

あなたが、アメリカ人と話すことを英語の学習目的としているのなら、アメリカ文化を学ぶことができるスピードラーニングはこの上ない教材だろう。

 

しかし、アメリカ人だけでなく、世界中の人と英語を話したいという目的で英語を学んでいるのなら、アメリカ文化に特化することなく英会話を学んだ方が役に立つだろう。

 

筆者は、やはりアメリカ文化ではなくまずは日常英会話のみを学ぶべきだと考えている。

 

日常英会話を身につければ、アメリカ人との会話もカバーできるし、世界中の人と英語で話せるようになるからだ。

 

たしかにアメリカ文化を聞けるスピードラーニングは、他の教材と比べてその内容のエンターテイメント性は高いだろう。

 

しかし、日常英会話がままならないうちはアメリカ文化に手を広げず、日常英会話に一点集中することを筆者はおすすめする。

 

ちなみにアメリカ文化を学ぶといっても、それ自体が曖昧な面がある。

 

国土の狭い日本ですら、関東と関西で文化は大きく異なる。

 

それがアメリカのような広大な国土を持つ国となれば、地方によってさらに文化は異なるものだ。

 

つまりは、アメリカ文化といえど、どの地方のアメリカ文化かも考えなくてはならない。

 

スピードラーニングで聞くアメリカ文化とは、どの地方のアメリカ文化なのだろうか。

 

仮にあなたがアメリカ文化を学びたいという思いがあったとしても、この点だけは忘れないようにした方がいい。

 

ここまでの筆者の話を聞いてあなたはどう思っただろうか?

 

初心者が英語を学ぶなら、まずはアメリカ文化に特化せず、汎用性の高い日常英会話を学ぶべきだと感じたはずだろう。

 

しかしながら、上級者を目指すのならアメリカ文化についてリスニングをし、知識を仕入れておくことも役に立つものだ。

 

このように今の自分自身のレベルやニーズに合わせて何を題材とした英語を聞いて学習していくのかを決定することが大切だ。

 

 

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