スピードラーニングのスピーキングへの効果

「聞き流すだけで英語が話せるようになる」ものなのか

スピードラーニングの「聞き流すだけで英語が話せるようになる」という宣伝は誰もが知るところ。

 

多くの人が知りたいのは、これが本当なのか、どれくらい話せるようになるのか、ということだ。

 

筆者の意見として、英語を聞き流すという学習方法である以上、直接的に効果を及ぼすのは第一にリスニングだと考えるのが妥当である。

 

そして、その副次的な効果としてスピーキングにどの程度の効果があるのかということだ。

 

この点はスピードラーニングの公式サイトでも「まずは英語の音に慣れること、そうすれば自然と英会話もできるようになる」という趣旨の記述がある。

 

つまりは、英語を聞き流し、それによって英語の音に慣れることで、だんだんと体の中に英語の感覚が構築され、そして最終的には英語が話せるようになるということだ。

 

たしかにこのように考えれば、「聞き流すだけで英語が話せるようになる」ということもなんとなくは納得できるだろう。

 

しかし、筆者がここでしっかりと考えたいことは以下の2点だ。

 

  1. どの程度の英語が話せるようになるのか
  2.  

  3. 本当にもっとも効率的な方法なのか

 

「英語の音に慣れれば英会話は身につく」や「ある日突然英語が口から飛び出す」と言われてもちょっと漠然としすぎていると思うことはないだろうか。

 

「英会話は身につく」と言われたとき、どのような状態を想像するだろうか。

 

「ある日突然英語が口から飛び出す」と言われたとき、いつどれくらいの英語が口から飛び出すと想像するだろうか。

 

これらの点について具体化されていないため、ここでの論議は非常に難しいものとなる。

 

たとえば、口から英語がたった一言二言と単語レベルで出てくるだけで「英語が話せる」と言ってしまうのか、それともスラスラ口から英語が出てくる状態を「英語が話せる」と言うのか、このように程度によって論議の行方は大きく変わるだろう。

 

しかしながら、多くの人は口から英語が一言二言と単語レベルで出てくる、ちょっとした文章として出てくるというだけでは「英語が話せる」とは考えないだろうと筆者は予測するため、ここではあくまでもスラスラと口から英語が出てくる状態を「英語が話せる」と定義したい。

 

この場合、筆者は聞き流しでの習得はかなり個人差に影響されるものだと考えている。

 

なぜならば、聞いた英語を理解し、暗記し、それを自分の口から話せるようになる必要があったり、聞いた英語に応用を利かせ自由に話したりと、それは決して簡単なことではないからだ。

 

だからこそ、すべての人が聞き流すだけで英語が話せるようになるとは断定できない。

 

もちろんうまくいく人もいるだろうが、そうでもない人もいるということだ。

 

そして、このようにスラスラと口から英語が出てくる状態を「英語が話せる」と定義した場合、聞き流しこそもっとも効率的な方法なのだろうか。

 

先ほども説明したとおり、「英語を聞き流し、それによって英語の音に慣れることで、だんだんと体の中に英語の感覚が構築され、そして最終的には英語が話せるようになる」というのがその主張であるとおり、間接的にスピーキングへの効果を期待するのが聞き流した。

 

それならば直接的にスピーキングへの効果を期待した学習の方が効率的だと筆者は考えている。

 

うまい例えかどうかは分からないが、腹筋を割りたいと考えたとき、直接腹筋に負荷をかける運動をするのか、それともダンベルを上下する運動などでお腹にも力がかかることを利用して間接的に腹筋に負荷をかける運動をするのか、どちらが効率的かということだ。

 

やはり何事も直接的な効果を求めた方が近道だと感じる。

 

スピーキングについては「聞き流すだけで英語が話せるようになることはない」と否定をしているわけではない。

 

そういう見方ではなく、「聞き流しでリスニングを鍛えながらスピーキングへの間接的な効果も期待できる」、と肯定的な見方をしている。

 

このようにリスニングへの効果を期待した上でのスピーキングへの効果だと考えられるため、やはり聞き流すことがもっとも効率的な「英語が話せるようになる方法」ではないと筆者は考えている。

 

英語が話せるようになりたければ実際に英語を話してみること、これがもっとも効率的な方法だ。

 

そういう意味からも、スピードラーニングは電話レッスンを推奨しているのだと考えることもできる。

 

英語の聞き流しは学習への負荷が少なく上達できる方法だが、負荷が少ないゆえに効率さは犠牲になっているものだと感じる。

 

 

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